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第12話 食闘流布 1/5

مؤلف: 瘴気領域
last update تاريخ النشر: 2026-07-13 13:02:12

【大森田おおもりだイスキ! 大森田イスキ! イスキ! イスキ! イスキの末脚が伸びる! またたく間に完食し、チャンピオンを華麗に抜き去ったー! 食闘全日本統一王座決定戦、新チャンピオンの座をもぎ取ったのは、《アイドル界からの刺客》大森田イスキだぁー!!】

【おーいっしぃぃぃいいいーーー!! ごちそうごちそうさまでしたっ】

「「「うぉぉぉおおお!!」」」

 通行人もまばらな商店街の一角。

 昼下がりの間田木食堂はテレビを見て盛り上がっていた。

 番組は食闘全日本統一王座決定戦の決勝戦。

 つい先日アイドルから食闘士フードファイターに転身したばかりの大森田イスキが挑戦するとあって、大注目を浴びていた。間田木食堂の常連客にはアイドル時代からのイスキファンが多く、昼間から酒を飲みつつ応援に勤しんでいたのである。

「ひゃー、いつもながら見事な食いっぷりだねえ」

「私もあれくらい食べられるようになりたいです!」

「なんだァ、巫女さん辞めて食闘士になるのかい?」

「いえ、いっぱい食べれたら、色んなものをたくさん味わえるじゃないですか!」

 リョウコが酒の肴にと作った小皿料理の数々を、ひ
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  • 悪霊の多い料理店~この世の未練、飯テロ除霊で晴らします~   第40話 裏稲荷明神 2/2

    「おうこら、トウカ。いきなり出てきてこんな姉さんをババア呼ばわりはねえだろうが」「いや、おばあちゃんなんですよ、私の」「こんな若いババアがいるわけ……って、トウカのバアちゃん!?」「ほほ、孫が世話になっているらしいのう。どうもきっかけがなくての、自己紹介が遅れたが、妾はトウカの祖母、稲荷屋テンコじゃ」「はあー、こんなべっぴんさんがおばあちゃんとはねえ……」 リョウコは目を丸くし、稲荷屋テンコを名乗る女を見る。 妖艶に着物を着こなし、柳のようにしなやかに座る様子は美人画から抜け出してきたようだ。見た目から想像できる年齢は高く見積もってもせいぜいが三十代前半。三十路前だと言っても通用するだろう。「ほほほ、若作りを褒められてもそう嬉しいものではないものじゃ。きっかり還暦のババアじゃよ」「還暦ってことは六十歳かあ。まるで見えねえなあ……」 リョウコは改めてトウカを見る。 この少女――見た目は十代半ばの少女にしか見えないが、実際は二十歳を超えて成人済みである。酒もよく飲むし、アテも漬物やイカの塩辛など、年寄りじみたものを案外好むのだ。どうやら、稲荷屋の家系は代々若く見えるのだろうとリョウコは一人で納得した。「それで、間田木殿の元で修行に励んでおるという話じゃが、どんな料理が作れるようになったのかの?」「へ、修業? トウカにゃちょくちょく店を手伝ってもらってやすが、修業ってえほどの――」「ままま毎日がんばってますよ! 料理の腕だってめきめき上達中です!」「ほほほ、そうか。では何か一品作ってもらおうかの」 トウカはリョウコの言葉を強引に遮り、会話に割って入った。 そして急ぎ足でキッチンに入り、リョウコに小声でささやく。(私、ここで修行してることになってるんで話を合わせてください!)(ええ、どういうこったい?)(実家にいるとおばあちゃんの修業が厳しすぎるんですよ……。それで、リョウコさんに修業をつけてもらってるってことにしてて)(はあ、しかし、オメェにまともに料理を教えたことなんてほとんどねえぞ?)(なので、練習不要でさっとおいしく作れるものをいま教えてください!)(おいおい、なんだそりゃあ。まあ、貴重な臨時バイト兼常連さんの頼みだ。かまわねえけどよ)(やったー! リョウコさん、大好きです!) リョウコはとあるレシピをトウカにそっと

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